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笑顔の引き出し方

こんにちは、涼子です。

私はお仕事で月に何回かモデルさんのコンポジット用写真の撮影をしています。
コンポジット撮影は一般の方のプロフィール撮影とは違うアプローチや考え方で取り組んでいます。
大それた内容ではありませんが、その時の考え方をご紹介しますね。
モデルさんやモデルを目指したい方、カメラマンさんの参考になればと思います。

撮影するモデルさんはまだコンポジットのない新人さんから、そろそろ写真を入れ替えたいベテランさんまで様々です。
プロとはいえ、まだ撮影に慣れていない新人さんだとスタジオに入った雰囲気だけで緊張してしまって笑顔がかたくなってしまうことがあります。

私のやるべきことは「さわやかでナチュラルな笑顔で、被写体の魅力を引き出してお仕事に繋がるようなコンポジット用写真を撮影する」(モデル事務所様のご依頼として)というところです。
一般の方のプロフィールなどであれば「たまたま笑った」というところを撮っても素敵な写真になるのですけれど、撮影対象は「被写体としてのプロ」なわけです。
カメラマンである私達が「これと同じ写真を撮ってください」と、過去の自分の作品(セットアップ写真)を見せられた時に「それ、テキトーに設定してたら撮れたやつなんで無理です〜」と言ってはいけないと思っているのですが、モデルさんも同じく「たまたまうまく撮れたので、その表情は無理です〜」ってのはNGだと思います。
そのためモデルさんのコンポジットに使われる写真は「偶然笑った表情」ではなく「自分でコントロールしたナチュラルな笑顔」であることが重要と考えています。

その時に可愛く撮れればいいわけではなく、その後のお仕事に繋がり、更にそこでもご活躍いただけるようにと意識しています。

私が撮影前、又は撮影を始めて数枚でモデルさんの雰囲気や特徴や癖を掴んだあとに、大抵お伝えすることが2つあります。
一つはここではお伝えできない企業秘密ですが、もう一つは、
「撮っても使わないけど、今思いっきり笑ってみて」
というようなことを言うようにしています(言い方は相手によってかわりますが)
自分のMAXの笑顔を知らずに一生懸命笑ってみても、私の感覚としてはせいぜい60%くらいしか笑えていないと感じることがほとんどです。
100%の笑顔を知っていれば、80%を出すことは簡単になります。モデルさん自身に表情のコントロールにおけるハードルを下げてもらいたいというのが狙いです。
また、その大笑いを写してモニターでモデルさんと一緒に確認することで「笑いすぎ〜 やりすぎー!」と笑い合ったりしています。
「笑顔を出さなきゃいけない緊張する撮影」ではなく、にこやかに和やかに撮影がすすむことで緊張がほぐれる効果が大事。
そこから笑顔の量を90%、80%と下げていって、そのモデルさんのベストを2人の共同作業で探し出します。
撮影中も良いところをめちゃめちゃ褒めます!だって「このモデルさんここがいい」って思ったら本人に気付いて欲しい!
そうして撮影した写真はとても良い表情で、自分のメソッドによって引き出された成果から信頼関係が築けると、もう少し踏み込んだ大胆な表情や、殻を破ったような思い切った表情もチャレンジしてもらいやすくなります。

もちろん、カメラマンにそういった部分をコントロールされたくない自分のスタイルを持ったモデルさんもいらっしゃいますし、モデルさんへの要求が高く「表情やポージングはプロなら出来て当たり前」というカメラマンもいます。

あくまで今回書いたのは私のスタイルで、新人さんや、笑顔のコントロールが苦手なモデルさんの時に意識しているポイントです。
モデルさんとは信頼関係を築き、共通認識を持ち、一緒に一つの作品を作り上げる中、まだ自分を上手く表現できなかったり慣れていない方にそっと添え木を置くような方法です。

「人を撮る」ということでくくると、一般の方のプロフィールもファミリーフォトもオーディション用写真もモデルさんのコンポジット用も同じですが、一つ一つの用途に合わせて撮影をします。

最後に、意外と難しい「100パーセントの笑顔を出す」方法ですが、カメラマンの私が笑顔を引き出すお手伝いする際にモデルさんによくかける言葉があります。めっちゃ恥ずかしいですがご紹介します。

「今、カメラマンからめっちゃ鼻毛出てる!すごい気になる!って思ってください」

よかったら真似してみてくださいね。

また、5月後半にポートレートのライティングを学びたい方向けのワークショップを開催予定です。
講師がセッティングしたものを撮るような講座ではなく、自分たちで考えて組み立てますので、次の日からすぐに取り入れることができるようになるためのワークショップです。
ご興味ある方は告知をお待ちいただくか、日程が決まり次第ご連絡いたしますので、
photo☆eik.jp(☆→@)までご連絡ください。

個性際立つプロフィール写真

こんにちは。
スタジオとしてはファミリーフォトが多いのですが、今回は女性のプロフィール写真をご紹介します。
「プロフィール写真を撮りたいけどどうしたらいいんだろう?どんなのがいいんだろう?」と悩んでらっしゃる方は、これを読んでみて楽しそう!と思ったらぜひいらしてくださいね。

普段「何にでも使いやすいベーシックなプロフィールを撮ってください」と言われることも多く、
それぞれのお客様に似合うベーシックを考えながら撮っています。
ベーシックと簡単にいうけど似合うライティングや雰囲気は千差万別。駅にある証明写真機のように誰にでも同じものを撮影するということは1度もありません。
(選手一覧など、同じじゃなきゃならない時は別ですよ)

今回撮影したのは「ゆめふわうさぎ写真家」として、フォトコンテストなどで数多くの賞を受賞されている「さらりん」さんです。
さらりんさんのInstagramはこちら

「ゆめふわうさぎ写真家」と言われると、どういう雰囲気を思い浮かべるでしょうか?
ご本人の希望としては
「プロフィール写真が必要になったのですが、顔出しをあまりしないので、顔がわかりにくく、ゆめふわうさぎ写真家のイメージに合うもの。更に、カメラが大好きでカメラを慈しんでる感が欲しい」
というリクエスト。
プロフィール写真撮るのに顔がわかりにくいもの?と驚きましたが、作品のイメージが強いこともあり、ご自身が目立つことを好まないということでしたので、そこはきっちりやってみましょう!となりました。

オーダーのポイントは
・顔がわかりにくい
・ゆめふわなうさぎの写真を撮っている人
・カメラが好き
・プロフィール写真として使用できるもの

そのポイントを、カメラやライティングの設定に変換します。
洋服は数種類お持ちいただいたのですが、相談の上あまりイメージに合わなかったため、スタジオで用意した衣装を着ていただくことに。


まず、一般的なバストアップの写真です。
カメラ目線でなくても、目が開いているプロフィール写真が多いかと思いますが、思い切って目を瞑ってもらいました。
更にポイントの「カメラを慈しんでる感」も、出てるんじゃないでしょうか。
柔らかい光に包まれている優しげな表情に、彼女の「ゆめふわうさぎフォト」を見たことある方は「ああ、さらりんさんってやっぱりこんな人だったんだ」と、イメージ通りと思っていただけそうです。

次にプロフィールというよりはイメージカットに近いものも撮影しました。

タイトルというかイメージの設定は、
「遅く起きた朝、空は少し曇り気味。今日は何を撮りに行こうかな」
という雰囲気。

「もっともっと顔をわかりにくく!」ということで、そこをあえて寄ってみました。

こちらのイメージは、
「夢の中で出会ったあのうさぎにもう一度逢いたい…」
ここまでくると妄想ですが、そんなことを考えながらイメージを合わせて撮影しました。

撮影後、「撮るのは好きでも撮られるのは大嫌いだったけど、撮られることがこんなに楽しいと思わなかった!」
と言っていただき、私も嬉しくなりました!
プロフィール写真は「写真が必要になったから」という理由で撮りに来られるケースが大半です。
そこには「あまり撮られるのは好きじゃない…」というネガティブな気持ちが隠れていることも多いです。
その「好きじゃない」を「楽しい」に変換できる事が、撮影者である私というキャラクターによる強みかなと思っています。

今回はいつもに増して、個性を際立たせパーソナルイメージを具現化するという作業に集中した撮影でした。

実はちょっとお固めな名前の写真協会に属している彼女。
こちら以外にも「おじさまがたに混じっても引けをとらず、すごくいい写真撮りそうな感じのプロフィール写真」
というリクエストもあり、そんな感じのも撮影しました。
それはまた次の機会にご紹介します♪

D850+AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G レビュー

こんにちは。
先日のAF-S NIKKOR 58mm f/1.4G レビューに引き続き、今度はNikonD850とAF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gの組み合わせでの作例をご紹介したいと思います。
85mmといえば、ポートレートで定番の焦点距離ですね。
モデルさんとの距離感もほどよくなり、使いやすいレンズだと思います。
今回は定番の使い方であるポートレートの作例をご紹介します。

外観


D850につけてみると「専用品かのようにぴったりなサイズ感」という感じです。
大きすぎず小さすぎず、見た目にも安定感があります。

ポートレート


回り込む光を多くして、少し逆光風のライティングで撮影しました。
逆光耐性が高いので、こういった強い光が入り込むような撮影でもコントラストが落ちることなくすっきりとクリアな色味が出ています。
屋外の自然光ポートレートでは逆光撮影が多いかと思いますが、そういったときにもくすまず美しい色味で撮影ができるので安心♪


少し絞ってビューティー系っぽく撮影してみました。
瞳の輝き、肌のツヤ、髪の潤いのある質感も美しく描写されています。
細部の解像感はさすがD850の賜物といったところですが、D850とAF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gどちらの能力も高いからこその描写ですね。

まとめ

ニコンさんでも、ポートレートの撮影に最適な中望遠レンズという位置づけをしていて、まさにその通り。
私はAF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gの開放付近は程よい柔らかさで、絞るとキレのある描写になってとても気に入っています。
(また、f/1.4系のレンズであれば色味も似てくるので、一度の撮影でレンズ交換した場合でもレンズの違いによる違和感は感じにくいです。この辺はニコンならではといえて、トータルで考えられているような気がします。)
お仕事で宣材写真の撮影をする時はこのレンズを使用することが多いです。

優しい作風からクールな作風まで、この素晴らしい写りを少しでも多くの皆様に体感していただきたいと思います。
ぜひ新しいプロフィールを撮影しにいらしてください。

ピラティスインストラクターMaiさん

新しいピラティススタジオをオープンされるというMai先生。
Webサイトやポストカードに使用されるお写真を撮影させていただきました。

お子様を連れてレッスンを受けられるというママには嬉しいスタジオです。

スタジオのレッスン風景は明るく爽やかに、スタジオの雰囲気がよくわかるようなお写真を撮影しました。
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また、ポストカードに使われるお写真は、ピラティスマシンのパーツアップや、Mai先生のお身体をモノクロで。
さすがピラティスの達人。女性らしい中にも筋肉のラインがカッコイイ!
そのラインがよくわかるようなライティングで撮影させていただきました。
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ポストカードの出来上がりが私もとても楽しみです。

保育付きの産後リカバリークラスはいつも即満席になってしまうようですよ。
MaiさんのピラティススタジオのWebサイトはこちらです

ご興味ある方は是非お問い合わせくださいね。、

フェアリー

こんにちはeik photoの涼子です。

先日に引き続き、女性のポートレートのご紹介です。
今回は非現実的な作品です。

モデルは引き続きスワロフスキーデコアーティストの齋藤あすかさん。
メイクは『美Powerプロデューサー』大久保美帆さん。

今回は、【スワロの妖精】をテーマに、カラフルと透明感をあわせ持つ作品へと仕上げました。
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ProfotoB2とソフトライトリフレクターとレフを使用し、しっかりとフロントからライティング。
よくあるビューティー系の定番ではありますが、そのキレを残しつつも開放気味でふんわりとしたイメージと、バックからヘアライトを入れて浮き上がるような妖精感を演出しました。

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次に、「妖精の目覚め」
全体的に柔らかい光が回るようにライティングをし、奥から差し込む光の中微睡みの中から目覚めつつあるイメージで撮影しました。

最後はこちら
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目元のスワロフスキーを使用したメイクが素敵だったので、その部分をクローズアップ。
モデルさんに伏目がちにしてもらうことで、しっかりとアイメイクのグラデーションを強調。
また、スワロフスキーを中心としたライティングで輝きを表現しました。

限られた時間の中で、ナチュラルポートレート、妖艶タイプ、フェアリーと3パターンの撮影。
とても慌ただしかったのですが、チームワークが良く、テンポの良い撮影で、思った通りの作品がいくつも撮影出来ました。
また新作が撮れたらご紹介したいなと思います。

艶やかさを纏って

こんにちはeik photoの涼子です。

先日に引き続き、女性のポートレートのご紹介ですが、前回とガラッとイメージが変わり、
妖艶なイメージでの作品を撮りました。

モデルはスワロフスキーデコアーティストの、齋藤あすかさん。
メイクは『美Powerプロデューサー』大久保美帆さん。

最初はモノクロのイメージでいたのですが、スワロフスキーのパープルがとても綺麗だったので、キーカラーをパープルに決定。
ナチュラルポートレートとは違い、笑顔を消した妖艶な雰囲気を重視しました。
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まずはベーシックな1枚。
ProfotoB2とソフトライトリフレクターでの撮影。
陰影をしっかりとつけたかったので、サイド気味でのライティングです。
背景にも1灯、パープルのカラージェルを使用しました。
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次に、アクセサリーをメインとした作品を撮影。
アクセサリーのイメージそのままに表現することが出来たかと思います。

最後にもう一つ。
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赤のヘアライトを入れて、妖艶な中に潜む情熱を表現しました(完全な主観です)

作品を作る作家さんが、イメージカットを撮影するときはその作品のイメージを写真でお伝えするのも大事ですね。
今回の撮影ではそういったお手伝いも出来たかなぁと思います。

また別のパターンも撮影しましたので、次回ご紹介したいと思います、

ナチュラルポートレート

eik photoの涼子です。
ベビーちゃんの撮影が多いeik photo studioですが、今回は女性のポートレートをご紹介します。

モデルはスワロフスキーデコアーティストの齋藤あすかさん。
メイクは『美Powerプロデューサー』大久保美帆さん。
実はお写真が苦手…ということだったのですが、硬かったのも最初の数分。
だんだんと自然な笑顔を見せてくれるようになりました。
ナチュラルで爽やかなテイストに仕上げるため、バックを飛ばして反射光のみでの撮影です。
ProfotoB2とアンブレラというシンプルなライティング。
開放気味にしてふんわりした印象を大切にしました。
爽やかな中にも女性の可愛らしさと大人っぽさをあわせ持つようなイメージ。
美帆さんはメイクで的確にイメージを表現してくださり、イメージしていた以上に魅力を引き出してくれました。
また、お持ちいただいたスワロフスキーの作品の中からセレクトしたのは赤のリング。
白の衣装の中で、赤が映える作品となりました。

いろいろなポーズをとっていただいたので、数枚ご紹介したいと思います。

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ちょっとポーズを変更して、衣装で着ていたデニムが入るように座っていただきました。
夏っぽさの感じられる雰囲気になったと思います。
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「こういうイメージで作品を創りたい」という意識がしっかり連携できていたからか、チームワーク良く撮影はとてもスムーズ。
別のパターンも撮影したので、また後日ご紹介したいと思います。

齋藤あすかさんのスワロフスキー作品は、オンラインでも購入できます。
【オンラインショップ】
http://www.liange-mieux.com

Saxophonist

サックス奏者ゆうこさんの宣材写真撮影を行いました。
背景は白も黒も撮影しましたが、ご本人のイメージと好みから、こちらに決定。
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今まではiPhoneのカメラで友人に撮影してもらった1枚が各所のプロフィール写真になっていました。
アーティストの方は、いつ唐突に写真が必要になるかわかりませんよね。
いざというとき出せるキメの一枚があると、とっても便利だと思います。
ちなみに、ガラッとイメージを変えた1枚も撮影しました。
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先ほどとはうってかわって、爽やかに可愛い雰囲気。出す媒体によってはこちらも使えたら…ということでした。

これからのご活躍も期待しております。