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その写真は誰のためですか?

こんにちは。
eik photoの涼子です。

eik photoではファミリーフォト以外にも、プロフィールやイベント撮影など多種多様な撮影を請け負っていますが、
その中でファミリーフォトについて普段から考えていることがあります。
それは「誰のための写真なのか」ということです。
ランドセルを背負ったお写真を、ランドセルを買ってくれたおじいちゃんおばあちゃんにお送りする、というケースなどはとてもわかりやすい「誰のため」ということですが、そういったわかりやすいお写真ではないケースについてです。
お写真のご紹介と共にお伝えしていきたいと思います。


例えばこちら。
例えば、お子様にいつもよりちょっとおしゃれをしてもらいピンショットを撮影、これはファミリー向けのフォトスタジオとしてとても多いケースです。
これは誰のため?と考えると、お子様の成長記録であることからして「親のため」という事が考えられるかなと思います。

家族全員でお揃いのTシャツを着て全員揃った写真を撮影する、これは誰のため?
年賀状用でしたら、送る相手に元気であることをお知らせするためだったり、飾るためだったら家族全員のためだったり。

そんな中で私がぜひ撮ってほしい写真があります。
「お母さん+お子様一人」 「お父さん+お子様一人」というケースの写真です。

ここからは私の思い出や今の考え方も混ざるのですが…。
私は兄弟がいません。そして父はカメラや写真が好きでした。
私の幼い頃の写真はそんな条件もあり実家に大量に残っています。
大人になって家を出るまでは、大量のアルバムは部屋のなかで場所をとる邪魔なものでした。
大人になって、実家の荷物を整理しているときにふと目に止まったので、20年ぶりくらいにそのアルバムを開いたのですが、
案の定幼い私がたくさん写っている中「赤ちゃんの私を抱っこして優しく見つめる母」の写真を見つけました。
七五三の時の記念撮影など、他にも一緒に写っているものはたくさんありましたが、日常の、母の愛を切り撮った写真はその1枚だけでした。
時が経ち色が薄れた古い写真ですが、写真から伝わる愛情が嬉しくて自然と涙がこみあげてきました。

そして今私は母になり、子供が3人います。
子供の写真を撮る時はできる限り3人一緒に撮りたいと思うことが多く、それは3人を贔屓をしないようにという気持ちもありますが、
「私と夫の可愛い子どもたちの今を記録したい」という、私のための写真なのかなと感じることがあります。
子どもたちが大人になったときにそれを見た時、「みんな小さかったね」と言うだけなのかもしれないな、と思います。
それは子どもたちのための写真ではなく、母である私のための写真であるということですね。


こういった親子での写真も、親のための写真かなと思います。

お子さんに兄弟がいるかたもいない方も、「私とお母さん(お父さん)」とお子様が感じられる写真を撮ってほしいなと私は考えます。
その写真の中では、愛情を独り占めしている姿、それはいつか大人になったときにお子さんにとってかけがえのない1枚になるのではないでしょうか。

そんなことを思いならが撮影させていただいたお写真を少しだけご紹介します。

「誰のための写真なのか」
写真を撮影する時、少しだけ考えてみていただけたらいいなと思います。